直線式発酵撹拌機は、両側をコンクリートの壁で覆われた発酵槽を撹拌機が直進して撹拌する装置です。片側より混合した処理物を投入し、毎日1回撹拌をして堆肥を移動させ、次回投入できるスペースを確保。空いたスペースで次回の投入量が決定します。
原料投入量は機種により異なり、水分調整材と混合した一日の処理量で機種を選定します。
堆肥は30日前後で取出口に移動し毎日一定量を取り出し、ストック場に堆積し熟成させてから出荷します。
◆運用のポイント
・水分調整
直線式は処理物を水分調整材と混合し水分65%以下にしてから投入することが基本です。
水分調整材が不足した状態で投入すると、発酵しないまま取出口に移動してしまいます。
ピット壁があるため、水分調整材の追加投入はできません。
◆直線式発酵攪拌機の特長
1. すべての処理物を対象に開発されているため、様々なニーズに対応できる
2. 堆積高最大1.9m、ピット幅最大12mの処理能力が可能なため、一台の撹拌機で多量な
処理が可能
3. 従来施設を利用し機種だけの入れ替えも可能で、イニシャルコストが削減できます
4. 堆積高が1.7m以上なら、冬期外気温に左右されにくい